八潮市、伝統ある獅子舞の祭礼が今年も開催!16年ぶりの修理を経た「二丁目の獅子舞」と雨を呼ぶ「大瀬の獅子舞」

歴史と文化が息づく、市指定・県指定の無形民俗文化財をご紹介

大瀬の獅子舞

八潮市が誇る伝統的な祭礼、「二丁目の獅子舞」と「大瀬の獅子舞」の開催が今年も決定しました。

これらの獅子舞は、それぞれ市指定・県指定の無形民俗文化財として、長年にわたり地域の文化として受け継がれてきました。

「二丁目の獅子舞」は、約16年ぶりに獅子頭と角の修理が行われ、今年の祭礼ではその新たな姿をお披露目します。江戸時代に始まったと伝えられるこの獅子舞は、3匹の獅子が地域を守るために5種類の舞を披露します。特に、田の草取りを思わせる独特の所作は、「田の草取り獅子」とも呼ばれ親しまれています。

一方、「大瀬の獅子舞」は、同じく江戸時代に始まり、「どろんこ獅子」とも称されるほど、雨を降らせることで知られています。この獅子舞は、富士山を登る途中の親子獅子の物語を舞い、地域の安全と繁栄を願って各日8庭で奉納されます。

「二丁目の獅子舞」は、2024年7月21日に二丁目氷川神社で、そして「大瀬の獅子舞」は7月6日と7日に大瀬浅間・氷川神社でそれぞれ開催されます。また、7月28日には大瀬地区を獅子たちが練り歩き、地域の安全を祈願します。

伝統と新しさが融合する今年の祭礼は、見る者にとって忘れがたい経験となることでしょう。八潮市の豊かな文化遺産を体感し、新たな記憶を刻む絶好の機会に、ぜひ足を運んでみてください。

二丁目の獅子舞(市指定無形民俗文化財)

市指定無形民俗文化財「二丁目の獅子舞」が奉納されます。16年ぶりに獅子頭と角の修理が行われ、今年の祭礼はその披露になります。

二丁目の獅子舞は、3匹の獅子が地域に邪気が入らないよう、5種類の舞を舞います。かがむ所作が多く、その様子が田の草取りに似ているため「田の草取り獅子」とも呼ばれています。

祭礼の詳細

  • 日時: 2024年7月21日(日)、午前9時30分頃から午後8時頃まで
  • 場所: 二丁目氷川神社(八潮市大字二丁目196番地1)
  • ハイライト:
    • 「ハイチ」 – 獅子の背を扇ぎながら唄を歌う
    • 「バウタイ」 – 獅子一行が獅子宿で謡を歌う

大瀬の獅子舞(県指定無形民俗文化財)

大瀬の獅子舞

県指定無形民俗文化財「大瀬の獅子舞」が奉納されます。

大瀬の獅子舞は江戸時代に始まったと伝えられ、よく雨が降ることから「どろんこ獅子」とも呼ばれています。

大瀬の獅子舞

祭礼の詳細

  • 日時: 2024年7月6日(土)、7日(日)、各日午前10時頃から午後8時頃まで
  • 場所: 大瀬浅間・氷川神社(八潮市大瀬1501番地)
  • ハイライト:
    • 3匹の親子獅子が富士山に登る途中の出来事を描いた舞が、各日8庭ほど舞われます。

祈祷獅子

  • 日時: 2024年7月28日(日)、午前7時頃から
  • ルート: 宝光寺―大瀬氷川神社―上大瀬地区―下大瀬地区
  • 注記: 八潮駅前は11時頃通過する予定ですが、当日の状況により時間が大幅に前後する可能性があります。

これらの伝統的な祭礼は、八潮市の豊かな文化遺産を示しています。訪れた方々は、魅力的な獅子舞、謡、そして地域の人々による伝統の継承を体験することができます。

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