この暮れのくそ忙しい時期に、胆石の手術してきました。
実は昨年の夏に職場で異常な程の腹痛に見舞われ、救急車で運ばれた経緯がありまして。なんかもうどうなっちゃうんだろうって感じで病院に連れ込まれて、MRIとかCTとかいろんな検査沢山受けた結果、「石ですね」なんて診断を受けまして。
そのちょっと前に家族が尿管結石で救急車運ばれたんですが、すぐに退院できたので、そのこともあってほっとしてたんですけど、私の場合、尿管結石ではなくて、胆嚢結石(なのか胆管結なのかよくわかなんかったですが)だろうと。確かに毎年健診では「胆嚢結石の疑いあり」みたいな記述はあったんですけど、実際そう表記されててもどうしたらいいのかもわからなかったので、そのままにしてたってのが今考えればちょっとしくじったかなと…。
都内の職場なので、最初に医科歯科大学に搬送されましたが、原因はそこでわかったものの、「施術できる医師がいない」とのことで、帝京大学病院に再搬送。まさか一日に二回救急車に乗るとは。
その後、「どれくらいで帰れるんですかね」と聞くと、「んー短くても2週間位ですかね」と言われ、ちょうどその時期、仕事で開催される展示会の責任者やってたものですから、それはえらいことになったなーと青くなってたんですけど、事情話して一旦一週間だけ経過観察ということで入院し、とりあえず仕事は穴をあけずに済んだわけですが、「ただいずれは手術しないとダメですよ」と念を押されておりました。それが昨年の8月の出来事。
で、今年の10月に前回程痛みがあった訳ではないのですが、同じ部位でちょっと軽い違和感があったもので、「あ、こりゃダメだな」と、思い切って隣の市のみさと健和病院に伺ってみると、「軽い胆石発作起こしてますね」とのこと。いきなり「発作」なんて単語がででくると大の大人でもちょっとビビりましてw。その後諸々と検査受けて、結果的には胆嚢摘出術(胆のう摘出術)を行なうことに。
胆嚢の摘出ってちょっと怖いイメージなんですけど、内科的治療で行う胆石溶解療法や体外衝撃波は効果が薄いケースがあるらしく、胆石の外科的な治療法である手術(胆嚢摘出術)は、胆嚢結石(胆石)ができる場所をなくしてしまうという意味で根本的な治療なんだそうです。仮に胆嚢がなくなっても、機能的には他の臓器が補ってくれるとのことで、まあ何となく納得したというかなんというか。
状況としては、上のイラストのような感じ(こんなイラストまである「いらすとや」ってすげえなあ)。これを腹腔鏡下手術という、開腹せずにスコープや超音波メス、鉗子等を腹部に4つの穴をあけて、お腹をガスで膨らませて施術する方法なんだそうです。ポピュラーな方法らしいですが、全く知りませんでした。胆嚢摘出の他、婦人科での諸々の手術でも行われるらしいですね。
腹腔鏡下手術であれば一週間位で退院できるという話だったので、半ばあきらめてw、今後の対応をすり合わせ。長期で職場を外れるわけにもいかなかったので、年末のお休みのちょっと前に合わせて諸々準備することになりました。
術前に胆嚢の様子をもう少し詳しく検査したり、PCR検査に24時間の心電図調査等を経て、12/24に一日検査入院、翌日施術することに。
手術当日は全身麻酔の為、施術自体は全く覚えてません。いつの間にか病室にいた状態。ただ翌朝までは絶対安静で、尿管に管通されている状態なので、身動きも取れず、朦朧としたまま、翌朝まで午後から翌朝まで一時間毎に寝ては起きて寝ては起きての惰眠状態。いや何がつらいってこれが一番つらかった。年配の方だとずっと眠っちゃうらしいんですけどね。
翌日は管も抜かれ、「歩いていいですよ。頑張って歩きましょう。」みたいに言われるんですけど、こちとらやっと全身麻酔から覚醒した状態なので、なんという酷なことを言うのかと思ったり。まあ動かないとお腹の中が動かないそうなので、頑張って起き上がるんですけど、腹筋に穴開けているわけですから、腹筋の筋肉痛に近い痛みで、お腹抑えながら活動してました。
これが胆嚢にあった石。大きいのは1cm位。そりゃ痛いわけですわ。
その後ほどなくして退院となりましたけど、入院中はコロナ渦の影響でお見舞いは一切禁止。かなりの隔離状態で少し心細かったり。しばらくはこの腹筋痛に付き合うことになりそうです。病院で年越さずに良かった…。
まあ何が言いたいかというと、ちょっとでも健診でおかしいと見受けたられたところがあったら、後回しにせずキチンと検査を受けましょうという話。特に専業主婦の方は自分の健診とか後回しにする方結構するので、まずは定期的に受けましょうね。
【hacchin】